感情の行き場
私はある時、突然考えます。
壁にぶち当たるとその壁をどうやって壊そうか凄く考えてしまいます。
その度に泣いたり嘆いたりどうしようもない手段しか見つかりません。
そうやって誰かにすがって安心しようとしている自分がいる事が嫌いです。
甘える事とすがる事は違う。すがる事は自分が自立出来ない。
だから何を見つけようとしているんだ。今の自分にはそれが分からない。
結局、今の自分は感情が高ぶって結局大切なものを見失っている。
寧ろ、今気づけてよかったと自分で思っている。
自分はどう見ても考えすぎている。それは分かっている。
だけど考えないで行動をして失敗して・・・限度によってはとんでもない事になる。
失敗にも人生に必要な失敗と必要のない失敗がある。
結局、考えないで行動したくない。
それこそ大切なものを壊してしまう事になる。
私はそれを恐れている。
失う事が怖い。
結局、自分に自信がないのも全部こういう事だ。
怖い。怖いだけ。
だけどトラブルを避けようとしている自分はずるい。
命をかけて大切にしたいものがある。
それを護る為ならどんな事だってする。
人から真面目だとよく言われる。
じゃあ、不真面目な人間がこの世にいた方がいいっていうのか。
やりたい放題やって周りに迷惑をかける事が正しいのか。
嘘をつきとおしてする事は本当に価値がある?
私は結局、誰かの愛で護られてきた。
だからその愛に背く行動はしたくないだけだ。
それがどうして真面目なのか。分からない。
いつもニコニコしていたかった。
でもそれはやっぱり無理だった。
結局、ぶつけてしまった。
それってしょうがないのかもしれないけど。
だけど私は嫌だった。
いつかどうしようもなくなる時が来るのが嫌だった。
失う事が怖いのに自分から失ってしまうのは嫌だ。
だけど我慢出来ない事もある。
その時、思いやりはひとかけらもなくなる。
人間って恐ろしいものだ。
今、この瞬間がとても大切だという事をいつか実感する時が来るだろうか。
たくさんつまずいてたくさん泣いてそれでも得るものってあるんだろうか。